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2024-04-23

高齢者・がん・神経難病患者の経過と医療の選択

がん・神経難病には必ずいくつかの節目となる状態の時期があります。
その時期をどう考え、どのように治療の選択、ケアの選択をするかが重要となります。
身体変化の節目は個人差や病気により違います。

ここで大切なことは、利用者本人・ご家族が正しい変化を予測・理解し、
最期は以下のような経過をたどることを知っていることが様々な不安や変化に対応できることに繋がります。

NICEでは身体的変化を随時ご連絡し、ご家族様が状態を把握できるようにしてまいります。
その上で様々な選択ができる可能性を追求していきます。


◆嚥下機能が悪くなり食事が経口から摂取できなくなる時期 
            ⇒ 栄養確保の選択 、同時期で吸引の実施が始まる可能性

声が十分に出せなくなる時期 ⇒ 意思疎通方法の選択

呼吸がしづらくなる時期 ⇒ 酸素療法の選択(経鼻、マスク、NPPV、気管切開後の人工呼吸器)

立てなくなる時期、歩けなくなる時期、座れなくなる時期、手が不自由になる時期、寝たきり状態に  
 なる時期、自分で食事ができなくなる時期、認知症が進行し安全確保ができなくなる時期

 ⇒ ケアの選択(入浴、体位変換、排泄、口腔ケア、洗面、着替え(衣類の選択)、移動、移乗等)