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がん・難病患者様への栄養管理方法
NICEでは様々な医療行為に対応するため看護師が24時間常駐しています。
緩和ケアの最期の時期になると必ず選択をしなくてはいけない栄養管理があります。
最期は全員の利用者が食事が摂取できない時期が来ます。
NICEでは厨房職員が作る食事の中でも摂食嚥下の状態に合わせ食事を提供しますが、最後のソフト食が食べれなくなった場合には5つの選択から栄養管理を選ぶ必要があります。
①食べれなくなった場合には何もしない
②経鼻栄養
③胃ろう
④末梢点滴
⑤中心静脈栄養(CV、CVポート、PICC)

これらのメリットやデメリット、適応等を考慮し栄養管理を選択していきます。
ここで大切なことは医師がすべてを決めるわけではないということ。
最終は利用者本人、家族が決めていくものです。
但し、正しい情報を利用者・家族が理解していないと正しい選択ができません。
NICEではがん難病患者様に限らず、全ての利用者様が正しい選択ができるようにご支援をしていきます。NICEは緩和ケアに特化した体制と経験から後悔しない選択のご支援を致します。
例えばALSや進行性筋ジストロフィーなどの疾患は呼吸状態が悪化します。
胃ろうは呼吸状態が一定以上悪化した場合には胃瘻造設ができません。
このような知識をしらないと、やりたい選択もできなくなります。
また、栄養管理は投与方法、経路で摂取カロリーや成分が違ってきます。
決して延命という考え方だけではなく、食事の代行、対症療法の一つと考えることも重要です。
極論を言えばどれだけ共に生きていきたいかという視点で考えることで、栄養管理の考え方も変わってくるでしょう。
不明点は明確にし、正しい選択ができることに注力していきます。