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パーキンソン病について知る③ ウェアリング・オフ 緩和ケア専門施設(ホスピス)
福岡市でがん難病専門緩和ケア施設(ホスピス専門)の住宅型有料老人ホーム ひいの邱 と サービス付高齢者向け住宅 ながおの郷 を運営しております株式会社NICEとグループホーム ひいの郷 を運営しております有限会社エス・エイチ・シーです。
今回はパーキンソン病のウェアリングオフについて書いていきます。今後もNICEではパーキンソン病患者様を積極的にお受入れしていきます。
レボドパを何年も服用し続けていると、飲んで2〜3 時間もすると薬の効果が弱まってくるように感じることがあります。効果が薄れると(オフになると)、体が動かなくなる、姿勢が前かがみになる、ふるえが出る、暗い気分になる等、治療前の状態に戻ってしまいます。これを「ウェアリング・オフ(現象)」といいます。 1日のうちで、薬が効いている時間(オン)と効いていない時間(オフ)を何度も繰り返すので、レボドパの服用量や回数を調整します。

病気が進行すると、血液中に取り込まれたL- ドパの濃度の上昇と、その後の減少が急激に起こりやすくなります。そのため、薬が効きすぎたり効かなくなったりする時間帯があらわれやすく、症状も変動しやすくなります。
ジスキネジアとジストニア
レボドパは体を動かす働きをするドパミンを補充する薬のため、長年服用してると運動にかかわる副作用もあらわれてきます。その一つが「ジスキネジア(不随意運動)」。手足や肩等がくねくね動く、口がもごもぐ動くなど、自分の意思と関係なく、体が勝手に動いてしまう症状です。 5年以上薬を服用しているとかなりの確率で見られます。また、痛みを伴う筋肉の収縮や硬直(足が内側に曲がったり、体が突っ張る等)が続いたり繰り返し起こる「ジストニア」という症状が出ることもあります。特に早朝や薬が切れたときに出やすいのが特徴です。
薬物治療開始から5年間で約43%の患者にウェアリング・オフが見られる。男女で言えば、女性の方が危険因子となる。また、治療初期のレボドパ投与量が多いほど、さらに治療開始年齢が若いほど、ウェアリング・オフの発現頻度は高くなる。例として、60歳未満では64%、60〜79歳未満では41%、80歳以上では11%に認められます。
パーキンソン病治療薬の服用量や服用時点の変更、またはCOMT阻害薬などの併用で改善することが多い。ウェアリング・オフを改善するには、日中のどの時間帯で薬が効いていないか正確に把握する必要がある。薬が効きすぎている時間帯(ジスキネジア)と薬が切れる時間帯(ウェアリング・オフ)を患者が日記をつけるなど、積極的に薬物治療に参加してもらうことが大切です。
《 ひいの邱・ながおの郷でお受け入れしている入居対象疾患 》
●がん(末期) ●重症筋無力症 ●多発性硬化症 ●多系統委縮症 ●進行性筋ジストロフィー
●筋委縮性側索硬化症(ALS) ●後天性免疫不全症候群 ●ハンチントン病 ●脊髄性筋萎縮症
●シャイ・ドレーガー症候群 ●慢性炎症性脱髄性多発神経炎 ●副腎白質ジストロフィー
●パーキンソン病 ●頸髄損傷 ●進行性核上皮麻痺 ●線条体黒質変性症 ●亜急性硬化性全脳炎
●大脳皮質基底核変性症 ●脊髄小脳変性症 ●スモン ●オリーブ橋小脳萎縮症
●球脊髄性筋萎縮症 ●プリオン病 ●ライソゾーム病 ●人工呼吸器の方
●気管カニューレの方
《 ひいの邱 》 ホスピスでホスピスで最期までお看取りができる施設になります。
形態:住宅型有料老人ホーム(デイサービスあり)
福岡市城南区樋井川4丁目9番15号
《 ながおの郷 》 ホスピスで最期までお看取りができる施設になります。
形態:サービス付高齢者向け住宅(デイサービスあり)
福岡市城南区樋井川4丁目4番21号
《職員募集》
緩和ケアを一緒にしたい、想いのあるケアをしたい仲間を募集中!!
現在100名以上の職員が共に働いています。
【看護師】
①日勤ができる方:常勤・非常勤(9時~18時 時間応相談)
②夜勤専従看護師:16時~翌10時 もしくは 18時~翌10時)(2時間休憩)
【介護士】
①日勤ができる方:常勤・非常勤(9時~18時 時間応相談)
②夜勤専従看護師:16時~翌10時 もしくは 18時~翌10時)(2時間休憩)
【事務職】
①日勤ができる方:常勤・非常勤(9時~18時 時間応相談)