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2024-10-14

悪性リンパ腫の治療について② がん難病緩和ケア専門施設(ホスピス)

福岡市でがん難病専門緩和ケア施設(ホスピス専門)の住宅型有料老人ホーム ひいの邱 と サービス付高齢者向け住宅 ながおの郷 を運営しております株式会社NICEとグループホーム ひいの郷 を運営しております有限会社エス・エイチ・シーです。


今回は悪性リンパ腫について書いていきます。今後もNICEでは悪性リンパ腫の患者様を積極的支援・お受入れしていきます。





悪性リンパ腫の3大標準治療

悪性リンパ腫の3大標準治療は、手術、抗がん剤、放射線療法です。
標準治療とは、臨床試験の結果をもとに、専門家の間で合意を得られている治療法です。悪性リンパ腫においては、化学療法と放射線療法を主として治療を行いますが、特に効果の出やすい化学療法が主軸となることが一般的です。抗がん剤のレジメン(治療薬の選択)は多岐に渡り、がん種によって様々な薬を使い分け、根治的な治療を目指します。


悪性リンパ腫の治療は、リンパ系に発生するがんのタイプやステージ、患者の年齢や健康状態などによって異なります。悪性リンパ腫は主にホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に大別され、それぞれ治療法が異なります。

1. ホジキンリンパ腫の治療

ホジキンリンパ腫(HL)は、治療の進展により比較的治療成績が良いとされています。主な治療法には以下のものがあります。

化学療法(抗がん剤):
ABVD療法(アドリアマイシン、ブレオマイシン、ビンブラスチン、ダカルバジン)など、複数の抗がん剤を組み合わせて行います。進行期や再発時にはBEACOPP療法など強力なレジメンが用いられることもあります。


放射線療法:
初期のホジキンリンパ腫では、限局した領域に対して放射線治療が行われることがあります。化学療法と併用されることが多いです。

免疫療法:
免疫チェックポイント阻害薬(ニボルマブやペムブロリズマブなど)は、再発または治療に抵抗性のあるホジキンリンパ腫に対して使用されることがあります。



2. 非ホジキンリンパ腫の治療

非ホジキンリンパ腫(NHL)は種類が非常に多様で、それぞれの治療法も異なります。一般的には次の治療法が行われます。

化学療法:
CHOP療法(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾン)が代表的です。リツキシマブ(抗CD20抗体)を併用したR-CHOP療法が、B細胞性非ホジキンリンパ腫では一般的です。



免疫療法:
抗CD20抗体薬(リツキシマブ)は、B細胞性リンパ腫の治療に効果的です。これにより、化学療法との併用が標準治療となっています。また、CAR-T細胞療法も一部の進行性リンパ腫に対して用いられます。

放射線療法:
限局型リンパ腫では、化学療法と併用して放射線療法を行うことがあります。

造血幹細胞移植: 再発性や治療抵抗性の非ホジキンリンパ腫では、自家または同種の造血幹細胞移植が行われることがあります。これにより、高用量の化学療法が可能になります。




3. 新たな治療法の開発

近年、悪性リンパ腫の治療において、新しい標的療法や免疫療法が次々と登場しています。

分子標的薬: ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬やBCL-2阻害薬など、特定の分子を標的とした治療が進行中です。

CAR-T細胞療法: 患者自身のT細胞を改変し、がん細胞を攻撃させる新しい治療法です。特に再発または難治性のB細胞リンパ腫に有効です。

現在、悪性リンパ腫に対する治療技術は目覚ましく向上しています。
しかし、手術・抗がん剤・放射線治療といった標準治療だけでは、期待する効果が得られないこともあります。こうした状況の中で、 新たな選択肢として実績を積み上げているのが「免疫療法」です。

がん細胞は健康な人でも1日に約5,000個生まれていると言われていますが、自分の免疫細胞によって排除されています。
「免疫療法」は免疫細胞を採血により取り出し、培養・強化して再び投与することで、自己の免疫力によりがん細胞を攻撃する治療法です。
がんの勢いを抑える標準治療と組み合わせることで、治療効果の向上が期待できると言われています。

「プレシジョン免疫療法」は、特に再発や転移を繰り返すステージ4の悪性リンパ腫、標準治療に限界を感じている末期悪性リンパ腫を得意としています。


4. 副作用とサポートケア

治療に伴う副作用は、悪性リンパ腫の治療において大きな課題となります。化学療法や放射線療法は、白血球減少、感染症リスク、吐き気、疲労感などの副作用を引き起こす可能性があります。これに対して、支持療法(抗吐き気薬や免疫サポート薬など)や、患者の生活の質を向上させるためのケアが重要です。

5. 治療の選択と予後

悪性リンパ腫の治療選択は、がんの種類、進行度、患者の全体的な健康状態を考慮して決定されます。ホジキンリンパ腫は多くの場合で治療が成功する一方で、非ホジキンリンパ腫の予後は種類やステージにより大きく異なります。

《 ひいの邱・ながおの郷でお受け入れしている入居対象疾患 》

●がん(末期) ●重症筋無力症 ●多発性硬化症 ●多系統委縮症 ●進行性筋ジストロフィー 
●筋委縮性側索硬化症(ALS) ●後天性免疫不全症候群 ●ハンチントン病 ●脊髄性筋萎縮症
●シャイ・ドレーガー症候群  ●慢性炎症性脱髄性多発神経炎 ●副腎白質ジストロフィー
●パーキンソン病  ●頸髄損傷  ●進行性核上皮麻痺  ●線条体黒質変性症 ●亜急性硬化性全脳炎 
●大脳皮質基底核変性症  ●脊髄小脳変性症  ●スモン  ●オリーブ橋小脳萎縮症
●球脊髄性筋萎縮症  ●プリオン病  ●ライソゾーム病  ●人工呼吸器の方 
●気管カニューレの方

《 ひいの邱 》 ホスピスでホスピスで最期までお看取りができる施設になります。
形態:住宅型有料老人ホーム(デイサービスあり)
福岡市城南区樋井川4丁目9番15号

《 ながおの郷 》 ホスピスで最期までお看取りができる施設になります。
形態:サービス付高齢者向け住宅(デイサービスあり)
福岡市城南区樋井川4丁目4番21号


《職員募集》
緩和ケアを一緒にしたい、想いのあるケアをしたい仲間を募集中!!
現在100名以上の職員が共に働いています。

【看護師】
①日勤ができる方:常勤・非常勤(9時~18時 時間応相談)
②夜勤専従看護師:16時~翌10時 もしくは 18時~翌10時)(2時間休憩)


【介護士】
①日勤ができる方:常勤・非常勤(9時~18時 時間応相談)
②夜勤専従看護師:16時~翌10時 もしくは 18時~翌10時)(2時間休憩)

1度:日常生活、通院にほとんど介助を要さない

2度:日常生活に介助を要する

【事務職】
①日勤ができる方:常勤・非常勤(9時~18時 時間応相談)


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2度:日常生活に介助を要する

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①日勤ができる方:常勤・非常勤(9時~18時 時間応相談)